新モデルの登場は約1年ぶり。国内の携帯電話市場が飽和状態となる中、新モデルには需要の刺激材料として業界全体の期待がかかっている。
3社は春商戦で過熱した多額の現金還元に代わり、旧機種の下取りキャンペーンを展開するが、内容はほぼ横並びの状態。顧客争奪戦はこれから一段と激しくなりそうだ。
この日、午前8時に発売した東京都渋谷区の「アップルストア表参道」には徹夜組を含め1000人以上が列をつくり、アップル製品の根強い人気をうかがわせた。
新型スマートフォンは、ゲームや動画を楽しみやすいよう従来機種より画面を大きくした一方、本体は薄くなった。バッテリーの持ち時間も向上した。画面サイズが4.7インチ(約12センチ)の「6」と、画面が5.5インチ(約14センチ)の「6プラス」の2機種があり、いずれも記憶容量は16、64、128ギガバイトの3種類。