マツダは11日、全面改良した小型車「デミオ」の予約受け付けを開始したと発表した。新開発の環境、燃費性能に優れた小排気量ディーゼルエンジンを搭載したモデルを設定し、国内で200万円を切る唯一のディーゼル車として売り出す。これまで、ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、軽自動車が「エコカー」と呼ばれてきたが、マツダはディーゼル車を「第4のエコカー」として対抗軸を打ち出す。
7年ぶりの全面改良となる新型デミオは、独自の環境技術「スカイアクティブ」を採用した新開発の排気量1500ccディーゼルエンジンを採用した。
ガソリンに比べ割安な軽油が燃料にもかかわらず、1リットル当たりの燃費性能は30キロを達成。実質の燃料代はHV並みを実現した。
価格は178万2000~219万2400円(ガソリン車は135万円から)。同日会見した小飼雅道社長は「国内ディーゼル市場を開拓していく」と語った。