2014.7.1 06:35
このため、装置がある中部電力東清水変電所(静岡市清水区)では、今年2月に総点検を行ったばかりだが、6月初旬に5日間にわたって設備を点検し、故障が疑われる部品はすべて交換した。青島清和所長は「今夏は責任が例年よりワンランク上がった」と語る。
火力発電所もトラブルが起きない保証はない。関電は今夏に火力をフル稼働させるため、全35基のうち過去最多の10基(計596.3万キロワット)で定期点検の先送りを決めたが、設備に疲労が蓄積する恐れもある。
近畿経済産業局の小林利典局長は「予期せぬ停止が重なれば供給の余裕が吹き飛ぶ」と指摘している。