「モンスト」でミクシィ急回復 利用者900万人突破、伏兵はLINE (2/4ページ)

2014.6.30 06:32

 ミクシィは13年4~6月期に2億5300万円の最終赤字に陥り、業績悪化が表面化。SNSでは米フェイスブックに需要を奪われ、スマホ向け無料通話・メールサービスのLINE(ライン)など新興勢力の台頭も響いたためだ。

 13年6月には創業者の笠原健治氏から朝倉祐介氏への社長交代に踏み切る。朝倉氏が打ち出した新規事業の一つがスマホ向けゲームだった。モンストは4作目となるスマホゲームだ。

 手軽さや友人と楽しめることが人気を呼び、モンストは今年2月に利用者が300万人を突破。5月から台湾でも展開し、6月4日に800万人、24日には900万人とうなぎ上りで増えている。

 業績への貢献度は極めて大きい。14年3月期に121億円だった連結売上高は、計画では15年3月期に約3.3倍の400億円に膨らみ、最終損益も2億2700万円の赤字から60億円の黒字に転換する。

「ミクシィは今やスマホゲーム大手」(業界関係者)との声も漏れる

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