ローソンは29日、北海道産のジャガイモ「キタアカリ」を使った総菜の新商品「ゲンコツコロッケ」(135円)を6月2日発売すると発表した。働く女性の増加などを背景に、同社の揚げ物総菜の売上高は2013年度までの4年間で5倍に伸長。玉塚元一社長は「利益率が高く、客層も広げられる戦略商品だ」と述べ、15年度には揚げ物全体で13年度比4割増、1000億円の販売を目指す考えを示した。
新商品は、「男爵」などと比べしっとりしたキタアカリの味わいを生かすため、ゆでずに蒸し上げる製法を採用。イモを潰さず乱切りして、ごろごろとした食感を楽しめるようにした。年間3000万個の販売を目指す。
ローソンは昨年6月、ボール状にひき肉などをぎっしりと詰めた「ゲンコツメンチ」を発売、40代女性を中心にヒット商品となった。