日本橋三越本店(東京都中央区)のシンボルのライオン像が今年で設置から100年を迎えるのを機に1日、誕生祭が始まった。同店では8日までライオンに関連した食品や雑貨が販売されるほか、イベントも開催する。
ライオン像は大正3(1914)年、本館完成にあわせて青銅製の2体が設置された。関東大震災で焼失を免れたほか、先の大戦でも金属回収令で供出されたが奇跡的に溶解されず、無事に“100歳”を迎えた。
誕生祭中は設置されている2体と保管中の5体にくわえ、チョコレート製と金箔(きんぱく)を張ったライオンも登場。ライオンは誰にも見られずにまたがれば願い事がかなうといい、同店の中陽次本店長も「全部触るといいことがあるかも」。