コンビニエンスストア各社が、カウンターでコーヒーなどを提供するカフェサービスの強化に乗り出す。ローソンが6月から「アイスティー」を初めて売り出すほか、サークルKサンクスも同月から喫茶室併設の新型店舗を本格展開する。セブン-イレブン・ジャパンが先行していた“コンビニカフェ”だが、ここにきて集客や「ついで買い」の効果を狙い、各社の重点戦略となっている。
平日の朝、東京都内を走るJR中央線の女性専用車内は、コンビニのコーヒーカップを持ち込んだ20~30代の女性の姿が目立つ。居合わせた外食産業の女性幹部社員は「コンビニコーヒーはこんなにはやっているんだ」と改めて実感した。スターバックスなど米シアトル系のコーヒー専門店のカップと並び、コンビニのカップが珍しくなくなったことを示す風景だ。
ファミマは値下げ
各社の新商品、サービスの投入は、今年も激化する一方だ。「マチカフェ」ブランドで展開するローソンは、6月から「アイスアールグレイティー」と「アイスミルクティー」の販売を始める。