今回、この技術を応用して汚染木材を圧縮化。実験では、放射性物質をしっかり閉じ込めることができたという。圧力をかけながら熱するので、木材に含まれる汚染水も蒸発させずに製造できる。
国は、福島県の2町に中間貯蔵施設(最大容量2800万立方メートル)を造り、県内各地の仮置き場から汚染廃棄物を集約する方針。ただ、運搬には10トントラック1500~2000台が1日2~3往復しても3年かかるとされる。汚染木材を圧縮化すれば、トラック台数を10分の1に削減できるほか、運搬中の振動で木材チップが飛散する危険もなくなる。