「4Kテレビ」いまいち真価伝わらず 主役はフルHD、意外な“伏兵”も (4/6ページ)

2013.12.19 06:00

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店【拡大】

 サイズは46~80インチの5種類で、価格は26~88万円。60インチは30万円で、同社が夏の商戦で投入した4Kテレビより35万円割安だ。4Kに手が出ない層の取り込みをはかっている。

 通常のテレビの画素の赤、緑、青に、黄色を加えた「4原色」が特徴。人が明るさを感じる緑色と黄色に微細な調整を行い細かな濃淡をつけて、通常のフルHD液晶パネルながら、人の目が「4K」に感じる画質を実現したという。

 4原色の液晶テレビ自体は3年前に発売され、シャープの目玉商品。だが、消費者の低価格志向から売れ行きは伸びず、後の巨額赤字の一因となった。

 シャープはパネルの外販を検討していたが、周辺の電子部品を含め製造原価が通常のテレビより割高になるため、実現していない。

「クアトロンの方がきれい」と言って購入する人も

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