「4Kテレビ」いまいち真価伝わらず 主役はフルHD、意外な“伏兵”も (3/6ページ)

2013.12.19 06:00

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店【拡大】

 一部の番組では4Kの画質での撮影は行っているものの、映像をダウンコンバート(画質を落とすこと)して放送し、信号を受信した4Kテレビ側で、画質を向上させる「アップコンバート」を行っているという状況。

 これでは純正の4K放送に比べ画質が劣ることになり、多くの家庭の4Kテレビは真価を発揮できていない。

 テレビ本体の大きさも課題だ。「60インチがほしかったら、家ごと変えなきゃいけない」と前出の金子さん。実際、同店で11月以降に販売されたソニー製の4Kテレビ(65インチ以上)のうち、3分の2は住宅をリフォーム中の客が購入していったという。

 異彩を放つ黄金色

 高価な4Kテレビが並ぶ中、異彩を放っているのが「4K並み」の画質を持つというシャープの「アクオス クアトロン プロ」だ。

人の目が「4K」に感じる画質を実現したという

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