「4Kテレビ」いまいち真価伝わらず 主役はフルHD、意外な“伏兵”も (2/6ページ)

2013.12.19 06:00

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店

薄型テレビコーナーの一角に陳列され、注目される4Kテレビ。とはいえ、売れ筋は10万円前後のようだ=エディオンJR尼崎駅店【拡大】

 店舗の一角にはソニー、パナソニック、シャープと国産メーカーの65~70インチの4Kテレビが並ぶ。いずれも価格は70万円台。東芝はその傍らで60インチ以下で50万円を切る価格のモデルを打ち出してはいるが、フルHDに比べるとまだまだ高額だ。

 主要テレビメーカーの1社は取材に対し、「4Kテレビの出荷台数は、売り上げの1%にも達していない」と明かす。同店の担当者によると、歳末商戦の50インチ以上のテレビで、4Kテレビの売上は15%弱。「4K放送自体がまだないので、お客さまに真価が伝わっていない」と嘆く。

 総務省のロードマップでは、4K放送は来年7月のサッカーワールドカップで初めてCS放送で導入される見込み。

テレビ本体の大きさも課題だ

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