店舗の一角にはソニー、パナソニック、シャープと国産メーカーの65~70インチの4Kテレビが並ぶ。いずれも価格は70万円台。東芝はその傍らで60インチ以下で50万円を切る価格のモデルを打ち出してはいるが、フルHDに比べるとまだまだ高額だ。
主要テレビメーカーの1社は取材に対し、「4Kテレビの出荷台数は、売り上げの1%にも達していない」と明かす。同店の担当者によると、歳末商戦の50インチ以上のテレビで、4Kテレビの売上は15%弱。「4K放送自体がまだないので、お客さまに真価が伝わっていない」と嘆く。
総務省のロードマップでは、4K放送は来年7月のサッカーワールドカップで初めてCS放送で導入される見込み。