ソフトバンクグループのソフトバンクテレコムが6月1日から、光サービスの「フレッツ光」を利用したNTT東日本と西日本の「ひかり電話」よりも割安なIP電話サービスを始めることが29日、分かった。
「050」から始まる通常のIP電話と違い、使用している固定電話と同じ番号で利用できるのが特徴。基本プランの月額料金はNTT東西より35円安い月額490円とし、NTTに対抗する。
フレッツ光の契約者向けIP電話は事実上、NTT東西が独占的に販売しているが、総務省が他事業者の参入を昨秋認めたことを受け、ソフトバンクもフレッツ光を利用してIP電話サービスに乗り出す。
ソフトバンクは社員を対象とした試験で品質などを検証し、商用サービスが可能と判断。IP電話同士やソフトバンクモバイルの携帯電話とは24時間無料で通話できるようにする。