米ネット検索大手ヤフーが、急成長を遂げる米無料ミニブログサービス「タンブラー」を現金11億ドル(約1120億円)で買収することが分かった。昨年7月のマリッサ・メイヤー氏(37)のCEO(最高経営責任者)就任以来、最大の買収案件となる。交流サイト(SNS)の機能も併せ持つ新種のブログサービスとあって、メイヤー氏は今回の買収でSNSとモバイルインターネットの分野を強化し、ヤフーの栄光を取り戻そうと意気込んでいるという。
就任以来最大1120億円
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のIT系ニュースサイトが5月17日にスクープし、19日にWSJやロイター通信などが詳細を伝えた。20日(米国時間)にも正式発表される見通しだ。
日本ではなじみのない「タンブラー」だが、米国では写真や動画を簡単に投稿でき、コンテンツの共有もできるサービスとして大変な人気を誇っている。