--なぜ、参入する業種が最近増えてきたのか
「コーヒー豆の原料価格が下がってきたことの影響は無視できない。コーヒーは原材料がコストや粗利に直結している。投機マネーがコーヒー豆から離れてきており、前年の同じ時期と比べると現在は3~4割下がっている」
--このところ為替相場がかなり円安に振れているが
「相場の下がり方が大きいので、円安に多少振れたところで大きな影響はないだろう」
--セブン-イレブンやマクドナルドだけでなく、カフェチェーン各社の今後の戦略をどうみるか
「利益をもとに、新規出店などの設備投資を加速させるのではないか。すでに郊外などに新規出店を増やす動きがあるほか、既存店の改装にも充てるチェーンも出るだろう」
【プロフィル】菅則勝(すが・のりかつ) 写真業界誌や建設業界紙の記者を経て、2000年3月に外食産業新聞社入社、2002年7月から「外食日報」編集長。大手を中心に外食産業の取材歴13年。42歳。埼玉県出身。