歴史の恨み「倍返し」に挑む中国 アップル、スタバ…予想外の問題でやり玉に (1/5ページ)

2013.11.1 10:00

【ビジネスアイコラム】

 遅ればせながら高視聴率で話題を呼んだTBS系連続テレビドラマ「半沢直樹」を見た。中国では放送されていないが、上海人の友人が「とにかく感動した」といって、わずか20元(約320円)で購入した海賊版DVDを貸してくれたからだ。

 日本の半沢直樹ファンには大変申し訳ないのだが、半沢直樹の思考と行動に「中国」という国を重ねてしまった。中国語の字幕で「加倍奉還(ジャーベイフォンホアン)」と訳されている「倍返しだ」の決めゼリフから、「韜光養晦(とうこうようかい)」という、トウ小平がかつて示した中国外交の基本理念を思い出したからだ。

 韜光養晦は「鋭気や才能を隠して時を待つ」と訳され、広辞苑でも「韜晦」から引くことができる。現実主義者だったトウ小平は1978年にようやく改革開放にカジを切った発展途上国の中国は、まず経済力を蓄え、国力を増すまでは「キバは隠しておけ」と諭した。

「いずれ国力をつけて仕返しせよ」と解釈しているという

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