マツダは11月20日、主力中型車「アテンザ」を4年ぶりに全面改良して発売した。
世界でマツダブランドを象徴する旗艦車種と位置付け、アスリートを想像させる躍動感あふれるデザインにこだわったほか、最先端の環境技術や安全技術などを結集、再評価されつつあるディーゼルエンジン車も設定してシェア拡大を図る。
「人馬一体の爽快な走り」を目指したという開発責任者の梶山浩主査に、苦労話などを聞いた。
--開発のターゲットにした車は
「フォルクスワーゲン『パサード』、アウディ『A4』、BMW『3シリーズ』を選んだ。3社とも『キャラの立った』メーカーだが、その特徴をどうすれば車で体現できるのか、作り方を徹底的に研究し、スタッフにも繰り返し乗らせた。アテンザはそれぞれの良さを結び付け、かつ人間を中心にした一体化を図れたと自負している」