超小型EV、実用化へ各社本腰 低コスト化課題「100万円を切らないと…」 (2/3ページ)

2012.11.27 08:00

日産自動車が実証実験を始めた超小型車EV=15日、横浜市西区の日産グローバル本社

日産自動車が実証実験を始めた超小型車EV=15日、横浜市西区の日産グローバル本社【拡大】

 車両は全長2.34メートル、幅1.23メートルと小ぶりな2人乗りながら、最高速度は時速80キロ、4時間の充電で100キロ走行できる。運転するには普通免許が必要だが、同実験のための会員登録はすでに900人を超え、21日には募集を一時止めたほどの反響があったという。

 EV普及を進める日産にとって、NMCは小回りが利くなど普通車EV「リーフ」とは異なる需要が見込めるために開発。2013年にも市販を検討する。

 ホンダの超小型EV「マイクロコミュータープロトタイプ(MCP)」も、全長2.5メートル、幅1.25メートル。子供2人を乗せた3人乗り自転車からの乗り換えも視野に入れ、大人1人と子供2人が乗車できるタイプもある。災害時などには電気を供給する家庭用蓄電池としての機能も検証する。

 超小型EVではトヨタ車体が7月、最低価格が66万8000円の1人乗りの「コムス」を販売。コンビニエンスストアのセブン-イレブンが宅配車両として採用することを決めている。

「本格普及までには時間がかかる」との見方も

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