マツダは20日、主力車種の「アテンザ」を約5年ぶりに全面改良し、発売した。排気量2200ccのクリーンディーゼルエンジンを搭載したモデルを設定し、ガソリン車にも最新の低燃費技術を全面採用。安全技術もふんだんに盛り込んだ。
ディーゼル車は軽油1リットル当たり22.4キロの燃費性能を達成。2000ccのガソリン車も1リットル当たり17.4キロと従来モデルより燃費が30%向上した。セダンとワゴンの2タイプがあり、価格は250万~340万円。
減速時のエネルギーを回収して電源に変換するシステムも搭載。山内孝会長兼社長は「持てる技術のすべてとこだわりを結集した。マツダの歴史上最も輝く1台になる」とアピールした。
世界で年間24万台、国内で月間1000台の販売を目指す。