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サミット警備予算、340億円に実質増額 パリ同時多発テロ踏まえ態勢充実

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サミット警備予算、340億円に実質増額 パリ同時多発テロ踏まえ態勢充実

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 ホテル装い新たに

 志摩半島南端の内海、真珠養殖いかだがひしめく英虞湾(あごわん)に浮かぶ賢島。東京ドーム約15個分という小さな島の小高い丘に立つのが、サミットの主会場に想定される志摩観光ホテルクラシックだ。

 戦後初の純洋式リゾートホテルとして1951年に開業し、皇室や国内外の賓客を多く迎えてきた。2013年に亡くなった作家、山崎豊子さんの小説「華麗なる一族」にも登場。山崎さん自身、執筆のため度々訪れた。

 戦後、真珠を買い付けに訪れる外国人のために建設が決定。県、近畿日本鉄道、三重交通が出資する第三セクター方式で運営を始めたという。

 5月から耐震補強と改装工事に入り、現在休館中だ。サミットには新たな装いでお目見えする。

 「華麗なる一族」の冒頭には、志摩観光ホテルでの夕食シーンが描かれている。伊勢エビ、アワビ、的矢カキ-。かつて三重県は朝廷に海産物などを献上する御食国でもあった。各国首脳には、県が誇る食材を使った料理が提供される可能性が高そうだ。

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  • 伊勢志摩サミットに向け準備を進める鳥羽あこや会のメンバー=2015年9月、三重県鳥羽市(共同)

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