ニュースカテゴリ:EX CONTENTSエンタメ
美容編 早めにお肌の梅雨対策、紫外線対策
更新
美容家、IKKO(いっこー)さんの書道作品「龍」(提供写真)。(C)IKKO
関東地方ももうすぐ梅雨入りですね。日本はめまぐるしく四季が変わります。お肌ケアも四季に合った対策が必要ですが、気をつけたいのは「お肌は季節の後追いをする」ということ。お肌が季節にやっとキャッチアップできるのは、その季節が終わってしまうころ。ですので、たとえば、夏になったからといって慌てて紫外線対策をするのではなく、その1~2カ月前から準備をして、お肌を慣らしておく。早め早めに対策をしなくてはならないのです。
今でしたら、梅雨に入る前から梅雨対策を。梅雨どきで何よりも重要なのはとにかく肌を洗うこと。この時期はジメジメして雑菌が繁殖しやすいからです。
顔はもちろん、忘れがちな首やデコルテゾーンもしっかりと洗ってください。特に耳の後ろ、リンパがある部分はマッサージをするようによく洗ってあげてください。肩こりのひどい人ほど念入りに。リンパ周りの筋肉が固くなると最悪です。血行が悪くなって汗をかきにくくなり、老廃物がたまる。そこに、外からのベタベタ汚れが追い打ちをかけ、毛穴を詰まらせ毛嚢炎(もうのうえん)になってしまうこともあるからです。
エステに行くのがなぜ美容によいかといえば、それは筋肉をほぐし血行をよくしてくれるから。洗いながらマッサージをして、内側からも汚れを流しましょう。
洗う順番も大切。シャンプーの流し残しはお肌トラブルを引き起こします。ですから、私はいつも上から洗います。頭、顔、体、というように。
この時期のキーワードは「今日の汚れは今日のうちに落とす」。肌のベタベタは大気中の汚れをも吸着しています。外出から帰ったときは、なるべくすぐにシャワーを浴びて全身を清潔に保ちましょう。
もちろん、洗った後はすぐ保湿! 「3秒保湿」といいますが、数分間放っておくだけでも、乾燥で肌荒れになってしまいます。こまめに洗う人ほど、すぐに保湿することが大切です。
冒頭にも申しましたように、紫外線対策もこの時期からしっかりと初めておきましょう。実際に国内で紫外線が一年で最も高くなるのは7・8月ですが、今の時期のお肌はこれまで慣れていないのに、いきなり紫外線を浴びますから、影響を受けやすいのです。
基礎化粧品も、季節に合せて“衣替え”するといいでしょう。
この時期に私がおすすめしているのは、4月1日付の読者プレゼントでもご紹介したヤクルトの化粧品。ジメジメした時期は悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れてしまいます。ヤクルトの化粧品はこだわりの乳酸菌を使っているため、菌のバランスを整えてくれるのです。
真夏になりますと、紫外線を浴びて肌が硬くなりますから(=糖化)、糖化を防ぐ「抗糖化」をうたった基礎化粧品がおすすめです。
そうそう、真夏の基礎化粧品選びで気をつけたいのがやっぱり「保湿」。夏場の肌はべたつきがちですが、実は肌の中は水分を失って枯れ木状態になってしまっています。ですので、中はしっかり潤してくれ、表面はさらっとしている化粧品を選ぶようにしてください。
季節の変わり目はお肌のトラブルが起こりやすいもの。早め早めの対策で、お肌のリスクマネージメントをいたしましょう。
愛を込めて IKKO(美容家 IKKO/SANKEI EXPRESS)