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【クレモンティーヌのパリ便り】貸自転車で小径を巡る
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皆さん、お元気ですか?
ここフランスではカンヌ国際映画祭が始まり国全体が華やいだ雰囲気に包まれています。お天気の方は雨が降ったり晴天だったり安定しませんが、カンヌにテニスの全仏オープン、夏の訪れを告げるイベントがめじろ押しです。
日も長くなって来たので、これからの季節大活躍するのはV?lib’(ヴェリブ)という名のパリ市内至るところに配置されている貸自転車です。ヴェリブは私たちパリジャンにとっても大切な移動手段の一つなんですよ。暗証番号付きのクレジットカードがあれば誰でもレンタル可能。最初の30分は無料なので、目的地に到着したら近くの自転車置き場に戻せばいいだけです。
今日は皆さまに自転車で楽しむパリについてお話ししたいと思います。
まずはセーヌ河に沿った左岸の道を走ってみて下さい。ちゃんと自転車専用レーンがあるので快適に進めますよ。オルセー美術館や芸術橋、ノートルダム寺院を横目に、気になるカフェでひと休みしながらのサイクリングはバスやメトロを使った観光とはひと味違います。
観光地ではない小径(こみち)に入って、パリジャンの日常の暮らしを見るのも自転車ならではのパリの楽しみ方です。ガイドブックには載っていない、すてきなお店を発見すること間違いなし! 12区や15区など住宅地が特にお勧めです。レストランにだって自転車で行ってみましょう。自転車ならどんなにおいしいワインをいただいても飲酒運転でつかまる心配もないし、パリ名物のタクシー待ちも必要ありません。コンサートやクラブなど深夜のお出かけにもお勧めです。ジーンズにスニーカーのような軽装で出かけてくださいね。
パリで自転車に乗るときのルールについてもお話ししておきますね。自転車は車両扱いなので基本的には車のルールと同じです。
1:車道の右側を走ること(歩道は走行しない!)
2:自転車専用レーンがある時は必ずそこを走行すること
3:一方通行では逆走しないこと
4:並列走行しないこと
5:夜間は必ずライトを点灯すること
なるべく詳しい地図を持って(最近では自転車専用道路やヴェリブのパーキングが表示されているサイクリング専用の地図も入手可能です)ヴェリブで等身大のパリを堪能してみませんか?(フランス人アーティスト クレモンティーヌ/SANKEI EXPRESS)