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【ガンダムフロント体験記】(中) 「あわてた方が負けなのよね」トイレに名言

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【ガンダムフロント体験記】(中) 「あわてた方が負けなのよね」トイレに名言

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 東京の臨海副都心に19日オープンする、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズのテーマパーク「ガンダムフロント東京」。報道向け内覧会でひと足早く体験したガンダム世代(38歳)の記者がリポートする。(高橋寛次)

 ガンダムフロント

 無料ゾーンではプラモデル1000体以上が展示。「ガンプラ」と言われ、大人気だった当時をしのばせる。懐かしいのは、1980年代に発売されたガンプラが、無着色のまま並んでいること。90年代以降は、部品の段階で着色されたものが主流だ。バンダイの担当者によると、「少量だが現在も、無着色のガンプラも生産している」という。

 有料ゾーンでは、ファーストガンダム(シリーズの第1作)のラストシーンで主人公が脱出に使った戦闘機(コア・ファイター)の“実物大”の模型で、そのときの壊れ具合を再現したものなどが展示されていた。

 150人以上の登場人物から選んだ等身大の画像と“記念写真”が撮れる機械も。ここで撮られた写真のブログやSNS(交流サイト)へのアップが続出しそうで、多くの人がデジカメやカメラ付き携帯を持ち歩く時代にぴったりのコーナーといえる。

 派手な展示や機械は意外と少ない印象。ただ、本当に好きな人なら、キャラクターデザインの原案といったアニメの製作資料などが並ぶ奥の「ミュージアム」でじっくりとガンダムの世界にひたることができる。

 トイレや立ち入り禁止の看板、施設内での注意事項の周知も、ガンダムならではのひと工夫があって楽しい。例えば男性用トイレには複数の登場人物のせりふが記されており、主人公アムロの同僚ハヤトの戦闘中のせりふ「こういうとき、あわてた方が負けなのよね」には笑えた。

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