デザイン性の高い家電を手掛けるベンチャー、バルミューダ(東京都武蔵野市)の「ザ・トースター」は1台2万2900円(税抜き)だが、若者を中心に人気が高い。
電気ヒーターと水蒸気で加熱し、焼きたての香ばしさとふっくらした口当たりの「驚くほどおいしいトーストができる」という独自性がヒットの秘密だ。
生活者の嗜好(しこう)とともに消費のかたちは多様化が進む。モノ離れが進む若者の消費を促すには新たな価値の提供が必要だ。そこに、次代につながるビジネスのカギがある。
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この企画は平尾孝、松村信仁、中村智隆が担当しました。