リケジョも就活は楽じゃない? 採用ニーズ高いはずでも本音は「厳しい…」 (1/3ページ)

リケジョが一番、就職活動を厳しいと感じている
リケジョが一番、就職活動を厳しいと感じている【拡大】

 近年、女子学生の採用に力を入れる企業が増えてきています。なかでも理系の女子学生(リケジョ)の採用ニーズは高まっています。就職氷河期を脱した数年ほど前からリケジョブームが到来し、女性活躍推進法の後押しもあって、多くの企業から熱い視線が注がれているのです。

 しかし、当社が就職活動中の学生に就活の感触を尋ねたところ、「厳しい」と感じているリケジョは半数を超え、理系男子や文系男女と比べて高いという結果でした。なぜ、ブームにもかかわらず、リケジョには就活が厳しいと感じる人が多いのでしょうか。

 「リケジョ」と言ってもさまざまな専攻があります。例えば、機械・電気といった工学系の学生は、企業からの推薦枠も多く、特にメーカーからの需要は高くなっています。また、最近では、土木系の女子学生が「ドボジョ」という愛称で建設業界から注目されています。こういった分野は、企業の採用人数に対して学生数が少なく、就活において有利といえるかもしれません。

専攻を生かした就職が厳しいことも…