【AI新時代】南シナ海を米軍無人艦隊が航行する時代が… (3/6ページ)

2016.6.3 01:00

AI軍事ロボット

AI軍事ロボット【拡大】

  • シーハンターの性能
  • 人工知能とロボット
  • 米国防総省の国防高等研究計画局が初めて開発した自律型ロボット艦「シーハンター」
  • 米西部オレゴン州ポートランドで行われた「シーハンター」の進水式
  • シーハンター
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 「殺人ロボットを国際的に禁止すべきだ」(ジム・マクガバン米下院議員・民主党)。そうした批判は専門家の間でも強く、国連などがAI兵器についての議論を始めている。だが、各国は秘密裏に研究開発を進めており、「議論のペースは氷河のように遅い」のが実情だ。

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 イスラエルが2月、「シンガポール・エアショー2016」で公開した無人攻撃機「ハーピーNG」が世界の軍事関係者に衝撃を与えた。完全自律型で、赤外線カメラなどで敵のレーダーを検知し、攻撃目標に突っ込み自爆する。「人間の許可なしに攻撃し、一度飛び立ったら戻すことができない」という長距離爆弾ドローンだ。

 イスラエルは、戦場で敵を急襲し、自軍の兵士を救出する無人機も開発中だという。その頭脳となっているのが人工知能(AI)である。中国はイスラエルから旧型の「IAIハーピー」を輸入し、「分解して模倣しようとしている」とみられているほか、「ロシアは将来、ロボット部隊を編成することを欲している」とされる。

 英国やフランスなども軍事ロボットの開発にしのぎを削る。韓国は北朝鮮との間の非武装地帯に、またイスラエルはパレスチナ自治区の飛び地、ガザ地区周辺に、それぞれ武装警備ロボットを配備している。

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