【AI新時代】南シナ海を米軍無人艦隊が航行する時代が… (2/6ページ)

2016.6.3 01:00

AI軍事ロボット

AI軍事ロボット【拡大】

  • シーハンターの性能
  • 人工知能とロボット
  • 米国防総省の国防高等研究計画局が初めて開発した自律型ロボット艦「シーハンター」
  • 米西部オレゴン州ポートランドで行われた「シーハンター」の進水式
  • シーハンター
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 詳細は「軍事秘密」としながらも、「レーダーで探知した情報を自ら分析する。海上衝突予防条約の規則に基づき判断し、航行するよう設計されている」。

 開発に携わった国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)のアラティ・ブラバカー局長は、搭載されたAI技術についてこう説明した。しかも「潜水艦を探知、追尾し、さらに機雷を探知して掃海する機能には学習機能(機械学習)を含む」と胸を張った。経験を積むほど“賢くなる”というわけだ。すでに海軍第3艦隊の拠点、サンディエゴ海軍基地(カリフォルニア州)で、この春から実用試験が始まっている。

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 DARPAが推進しているのは単なる無人技術ではない。「人の手を借りず自ら判断できる自律型の技術だ」。DARPA戦術技術室のスコット・リトルフィールド氏はこう強調する。

 1958年の発足以来、DARPAは米軍に技術革新をもたらしてきた。インターネットやGPS(全地球測位システム)、ステルス技術、無人機など。革新的な軍事技術を次々と開発し、その多くは一般生活にも溶け込んでいる。

 AIを搭載した兵器の開発は「火薬、核兵器に続く第三の革命」と呼ばれている。6年前、DARPAは艦船運用の効率を上げ、兵員の犠牲を減らすことを主目的に、今回のプロジェクトを立ち上げた。ただ、国防総省の野心はそれだけにとどまらない。

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