外国人労働者は「日本の社会にうまく吸収できない」 元財務相・与謝野馨氏 (1/4ページ)

2015.11.28 06:55

インタビューに応じる与謝野馨氏

インタビューに応じる与謝野馨氏【拡大】

 ■「新三本の矢」への提言(4)「技術力向上で強い日本目指せ」

 --日本の財政・経済問題をどうみるか

 「私は2012年8月、日本は20年にあらゆる問題が解決困難になると、当時の野田佳彦首相に警鐘を鳴らした。増え続ける貿易赤字は日本の資産を食いつぶす。円高で企業の海外移転が進む。財政は年金制度を見直さないと消費税10%程度では持たない。日本の正念場になると訴えた」

 「安倍晋三政権は『三本の矢』を掲げた。大胆な金融緩和は円安株高をもたらした。企業は輸出関連を中心に好決算が相次いでいる。ただ、日本の景気は『好循環』と呼ばれるにはほど遠い。あらゆる分野の合理化・効率化は結局、デフレをもたらす。個人消費が弱いというが、国民は必要な物をみんな持っており、新たに消化する対象はほとんどないのが現状だ。これ以上の円安は国民の負担を大きくさせる」

「中国は国際ルールを守らないといろいろな国から排除されるだろう」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。