「金さん」と「金博士」では雲泥の差
日本ではどうか。就活の学生を支援する全国大学生協協同組合連合会の担当者は「就活のためのスキルアップで、将来返済に困るほど借金をする学生は聞いたことがない」と語る。貧富の差はあっても、日本の就活生はアルバイトで稼いだ金を交通費や宿泊費に充てる程度。面接重視の企業が多い中、基本的な能力が身についていれば、大企業に入れるチャンスはあると指摘する。
一方で、韓国の大企業が求める人物像について、韓国の毎日経済新聞が次のように紹介している。
例えば、サムスングループは、語学力とともにグローバル感覚の有無が重要な判断要素になり、人文学と工学の知識を備えた統合型の人材を欲している。LGグループは履歴書に語学成績や資格を書く欄をなくし、マーケティング実務のインターンシップやソフトウエア開発で必要なプログラム入力を行うコーディングテストなどで実務能力を重視する。また現代自動車グループは歴史観や人文学的な深さなどがある人を求めている。