日本だったら、政権も吹き飛ぶ不祥事が続々
そんな不正の一端も、中国審計署の報告で明らかにされている。
ウォールストリート・ジャーナルによると、中国国家ファンドのCICは、不動産プロジェクト投資や無資格不動産事業者への融資関連で不正があった指摘されたほか、経営上の不備により海外投資6件で損失が出した。
CICは、東証1部上場企業の大株主としても登場する投資ファンド「OD05オムニバス」の出資者とされ、世界各地で活発な投資を広げているが、実態はベールに包まれている。
また農業発展銀行や資産額中国4位の中国銀行でも規制違反と疑われる貸出が指摘された。
ロイターによると、中国人民銀行(中央銀行)でも南京支店や傘下の紙幣発行業者で、補助金の不適切処理が見付かったほか、中国国家煙草によるゴルフコースの違法建設も発覚したという。