“仰天不祥事”が小さな問題に見える中国 もし日本なら…政権吹き飛ぶ (1/5ページ)

2014.8.17 07:06

 これが日本なら、トップの首がいくらあっても足りない“仰天不祥事”のオンパレードだ。中国の超大物政治家、周永康・前共産党政治局常務委員の汚職疑惑がついに事件化。反汚職キャンペーンをテコに求心力を強めたい習近平国家主席の路線が鮮明になった形だが、中国のあちこちに不正の温床はべっとり染みついている。

 英紙フィナンシャルタイムズなどが報じた中国審計署(会計検査院に相当)の年次報告書によると、米国が重要なエネルギー戦略物資と位置付けたシェールガス調査に赴いたはずの中国の地質学者らはラスベガスに寄り道…。中国国家ファンドとして恐れられる中国投資(CIC)が経営不備で損失を出していたことも発覚した。「トラもハエもたたく」と汚職根絶に意気込む習氏だが、むしろ無数のハエの方がやっかいかもしれない。   

 トラはおりに入ったが…

 中国「石油閥」のドン、周永康氏。現地メディアは、周氏に共産党員への呼称である「同志」を付けず呼び捨てにし、もはや犯罪者扱いだ。

 具体的な違法行為は明らかになっていないが、周氏は石油利権にからみ、蓄財を増やしたとされる。

「トップのトラが不正で檻に閉じ込められた」

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