フィギュアスケート男子は日本時間14日未明にショートプログラム(SP)が行われ、日本期待の羽生結弦(ANA)は完璧な演技で101・45点を挙げ、首位に立った。最大のライバル、パトリック・チャン(カナダ)は97・52点で2位。高橋大輔(関大大学院)は4位、町田樹(関大)は11位だが、3位とは高橋が0・58点差、町田も3・50点差でメダルを狙える位置にいる。フリーは日本時間15日未明から行われる。
羽生は冒頭の4回転トーループを成功。その後もトリプルアクセル(3回転半)、3回転-3回転のコンビネーションジャンプを次々に決めるなど完璧な演技で、史上初めてSPで100点を超えた。演技終了後、羽生は「やれることはやれた。日本人としてこの結果を誇らしく思いたい」と話した。
チャンは中盤のトリプルアクセルで着氷が乱れ、羽生には及ばなかった。エフゲニー・プルシェンコ(ロシア)は直前演技で腰を痛め、棄権した。