ソチ五輪で、韓国でこれまで見向きもされなかった女子カーリングがにわかに話題の的に浮上した。理由は初戦で「日本に勝った」こと。「掃除しているの?」と小ばかにされてきた存在から一転、試合はゴールデンタイムに中継され、インターネットでは、選手が“可愛(かわい)すぎるカーリングドル”としてアイドル並みにもてはやされだした。
日本の順位に一喜一憂、ドラマ押しのけ中継
きっかけは、11日の対日本戦。韓国女子は参加10カ国中、最下位ながら12-7で格が上の日本を下すという「歴史的な五輪初勝利」(韓国メディア)を収めた。
日本といえば、何かにつけ、ライバル心をむき出しにする韓国では、日々のメダル獲得数でも自国とともに日本の順位が報じられ、「日本に勝っているか」といっては国民が一喜一憂してきた。
それだけに対日戦勝利に沸き返ったが、カーリングはまともに中継されたこともなく、ネットでは、得点法など、基本的ルールに関する質問が飛び交った。
それとともに、検索ワードで上位に入ったのが、リードと呼ばれる最初にストーンを投じるイ・スルビ(25)についてだ。