サイトマップ RSS

「テロ捜査より顧客保護」選択に賛否 iPhoneロック解除拒否で (3/3ページ)

2016.2.19 00:03

昨年9月に米サンフランシスコで開いた発表会で新型「iPhone6S」を手にするアップルのティム・クックCEO(右)。顧客の個人情報を守るため、FBIの要請を拒否することを決断した(AP)

昨年9月に米サンフランシスコで開いた発表会で新型「iPhone6S」を手にするアップルのティム・クックCEO(右)。顧客の個人情報を守るため、FBIの要請を拒否することを決断した(AP)【拡大】

  • SANKEI_EXPRESS__2016(平成28)年2月19日付EX(1面)

 「重要事例」「何様か」

 アップルの決断について、スノーデン容疑者は17日、ツイッターで「市民が自らの権利を守ることができる世界の創出を目指すべきだ。この10年のIT業界で最も重要な事例」と述べ、評価した。

 また米自由人権協会(ACLA)は「FBIがアップルに強制し、顧客のスマートフォンをハッキングできるなら、国民の人権を抑圧する他の国が同じことを行うだろう」とし、中国などを念頭に置いた批判声明を出した。

 これに対し、保守派からはアップルへの批判が相次いだ。大統領選の共和党予備選に出馬している不動産王、ドナルド・トランプ氏(69)は米FOXニュースに「地裁の決定を百パーセント支持する。容疑者のスマホに侵入することを許さないアップルは何様のつもりだ」と攻撃。共和党候補のマルコ・ルビオ上院議員(44)もサウスカロライナ州で記者団に「ハイテクの巨人が政府の要請を自主的に受け入れることを望む」と述べた。

 安全のため治安維持か、個人のプライバシー保護か-。米国は困難な選択を突き付けられている。(SANKEI EXPRESS)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ