≪韓国政府、「白書」予定通り発刊へ≫
韓国の外務省報道官は5日、慰安婦問題を国内外に周知させるため、韓国政府が発刊準備を進めている「慰安婦白書」について、「(昨年12月28日の)韓日合意とは無関係だ」と指摘、「予定通り発刊されると理解している」と述べた。
韓国の女性家族省によると、「慰安婦白書」は関係資料や研究成果のほか、国際機関、市民団体、各国議会の活動内容を基に、「慰安婦被害の実態」を整理、分析するもの。2014年8月、女性家族省が15年末までに発刊すると発表していた。
女性家族省はその際、英語や中国語、日本語の翻訳版も作成し、国際社会に配布する方針を明らかにしている。
外務省報道官は、どのように発刊するかに関しては「女性家族省を中心に関係部署間で協議を進めている」としており、翻訳版の扱いなどについて対応を検討しているとみられる。(ソウル 藤本欣也/SANKEI EXPRESS)