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日本人が持つ感性の力 鈴木日宣 (1/5ページ)

2015.9.8 11:00

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)

日蓮宗系の尼僧、鈴木日宣(すずき・にっせん)さん=2015年、千葉県内(財満朝則撮影)【拡大】

 【尼さんの徒然説法】

 陽が落ちると風が急に涼しさを増します。秋風を感じてでしょうか、草むらからは涼しげな虫の声。蝉の声もだんだんと静かになり、にぎやかすぎた山々がこれから少しずつ無口になっていくのはちょっぴり寂しい気もいたします。

 みなさんは「タタミゼ」という言葉をご存じでしょうか。いつ頃から使われ出した言葉なのかはわかりませんが「日本びいき」「日本的」という意味のフランス語のようです。言語学者である鈴木孝夫氏の著書「日本の感性が世界を変える」(新潮選書)によりますと、外国人が日本語を学び使い慣れてくると、多くの場合ある現象がおきるといいます。それは自分で驚くほど礼儀正しくなっていたり、物腰が柔らかく、次の人のことを考えるようになったという人が多いそうです。鈴木氏はそれを「タタミゼ効果」と名付け「日本語と日本文化が持つ力である」と述べています。

「タタミゼ」効果

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