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京都の「青もみじ」 生命の息吹感じる鮮やかさ

2015.6.2 16:00

琵琶湖疎水を上部に流すためのアーチ型の陸橋、南禅寺の水路閣。青もみじがれんが造りの橋にかかるようにこずえを揺らしていた=2015年5月27日、京都市左京区(田中幸美撮影)

琵琶湖疎水を上部に流すためのアーチ型の陸橋、南禅寺の水路閣。青もみじがれんが造りの橋にかかるようにこずえを揺らしていた=2015年5月27日、京都市左京区(田中幸美撮影)【拡大】

  • 青もみじとツツジの競演。ピンクとグリーンのコントラストが美しい=2015年4月27日、京都市東山区の青龍寺(田中幸美撮影)
  • 「もみじの永観堂」とたたえられるもみじの名所、禅林寺。境内には3000本のもみじがあり、この時期さまざまな表情を味わうことができる=2015年5月27日、京都市左京区(田中幸美撮影)
  • 丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」で有名な源光庵。窓の向こうには美しい庭園が広がり、窓からは青もみじを望むことができる。本堂に青もみじの照り返しが映り込み、畳を青く染めていた=2015年5月26日、京都市北区(田中幸美撮影)
  • 京都随一の紅葉の名所、東福寺。正面に見える通天橋一帯は秋になると真っ赤に染まるが、この時期は青もみじの海となる。青もみじをはさんで通天橋の対岸にある臥龍廊は市民の通り道になっている=2015年5月26日、京都市東山区(田中幸美撮影)
  • 北野天満宮境内には、豊臣秀吉が京都の周囲に築いた土塁の城壁「御土居」があり、一帯は「もみじ苑」と呼ばれる紅葉の名所となっている。毎年秋に公開されているが、今年は初めて初夏にも公開され、約250本の青もみじを楽しむことができる(公開は5月31日まで)=2015年5月26日、京都市上京区(田中幸美撮影)

 ≪緑の海に身を委ねる≫

 紅葉の名所といえば、真っ先に浮かぶのが、1200年の歴史を誇る京都。寺院の庭先などで目にする紅く色づいたもみじはとても美しい。だが、初夏のこの時期にだけ見られる透き通るように青々とした通称「青もみじ」もまた格別で捨てがたい。

 この時期、涼しげに青々と生い茂る若葉が初夏の陽光にきらめくさまはみずみずしく、新しい生命の息吹を感じる。若葉は日を追って成長し、グリーンを増して青葉を茂らせる。こうしたかえでの新緑の美しさは「青もみじ」と呼ばれている。

 青もみじの見頃は、初夏の4月下旬から6月上旬ごろだが、花のように見頃を過ぎると散ってしまうわけではない。紅葉の名所は、すなわち青もみじの名所。薫風に身を委ね、心を癒やしに、緑のもみじの海へと身を置いてみてはどうだろうか。

 京都随一の紅葉の名所といわれる「東福寺」(京都市東山区)や、「もみじの永観堂」の異名を取る「禅林寺(永観堂)」(左京区)、もみじ苑のある北野天満宮(上京区)など、青もみじの名所を紹介する。(田中幸美(さちみ)、写真も/SANKEI EXPRESS

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