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「春眠暁を覚えず」はご褒美に 大和田潔 (1/2ページ)

2015.4.13 11:10

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 【青信号で今週も】

 春うららかな日差しのもと、柔らかな布団の上でまどろむと、これ以上ないほどの至福な気持ちに包まれます。厳しかった冬の寒さも和らぎ、程よい暖かさが窓からこぼれると、いつまでも眠っていたくなります。家から出たくなくなり、仕事をしたり働きたくなくなっていきます。まさに、「春眠暁(しゅんみんあかつき)を覚えず」。

 このことわざは、孟浩然の詩『春暁』の「春眠暁を覚えず、処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞く、夜来風雨の音、花落つること知る多少」からきています。「春の気候は気持ちよく、眠りこんでしまって夜明けもわからなかった。目を覚ますともう鳥のさえずりが聞こえる時間。昨晩は嵐の吹く音がしたかも。おそらく花がたくさん散ったにちがいない」という内容とのことです。

 たとえ夜中や夜明けに風の音が強かったとしても、眠り続けてしまい、目を覚ますとすっかり明るくなっていて鳥が元気に飛び回っているけれど、もっと寝ていたい。そういった気持ちは、良くわかります。忙しく働いている私たちにとって、たまに寝坊できる休日はなによりも楽しみです。

早起きは頭脳を明晰に

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