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【野口裕之の軍事情勢】「わが軍」批判の民主党は保護対象外の絶滅種 (4/6ページ)

2015.4.6 06:00

 保守政治家の「落語家」化

 絶滅推進種はいっそ国会で、戦車を自衛隊創成期の呼称「特車」に戻すよう提案、海上自衛隊が演奏し、多くの国民が大感激する軍艦行進曲(軍艦マーチ)を問題にしてはどうか。人としての常識は疑われるが、前時代的な志は貫徹できよう。言葉狩りが政策論争だと心得違いする不勉強な絶滅推進種。自衛隊≠軍だと付きまとうなら、もう少しまともなツッコミができぬものか。

 例えば、北朝鮮などによる弾道ミサイル発射に対処すべく2005年、自衛隊法に加わった《弾道ミサイル破壊措置》は「警察力行使」の一環。当時の防衛庁長官は参院外交防衛委で、防衛出動命令下令以前の措置で、武力行使には当たらない武器使用だとの主旨を答弁した。つまり「わが警察」は、数多の外国国軍には実行できぬほど難しいといわれる弾道ミサイルを迎撃できるミサイル・システムを保有。互角に戦える外国国軍はそう多くはない「世界一精強な警察」という“理屈”になる。

揚げ足取りに磨きをかけ続けてきた左翼系政治家

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