「食べることは生きること」ということを広くアピールするため、健康重視の料理教室を開催するなど地道な取り組みを続ける中、自然派レストランであるルミエールの開業にたどりついた。
元医療従事者
それだけに、食材も美山、亀岡といった地元・京都を中心に、生産者の顔が見えるものにこだわるとともに、丹波高原豚や滋賀県の近江地鶏など質の高さも重視。「スタッフのご両親が作った野菜もありますよ」(佐野さん)
元医療ソーシャルワーカーが提唱するこうした徹底した健康志向へのこだわりと、おいしさがマッチしたメニューの数々が口コミで広がり、近隣オフィスに勤めるOLらの間で人気に。いまでは「お客様の7~8割は30~40代の女性」(佐野さん)という。
こめ油かごま油だけ
早速、そのメニューをいただいた。まずは日替わりランチ。肉か魚か、十五穀米か白米かを選び、さらに最大10種類のおばんざいから2種を選択できる。これにサラダと冷ややっこ、おみそ汁が付いて税込み800円。