≪1.6億ドルの価値 初戦で実証≫
7年総額1億5500万ドルの超大型契約でプロ野球の楽天から米大リーグのヤンキースに移籍した田中将大(まさひろ)投手が4月4日、カナダのトロントで行われたブルージェイズ戦に初登板し、7回を6安打3失点に抑え、8三振を奪う力投で初勝利を飾った。先頭打者にいきなり本塁打を浴びたが、持ち前の高い修正力で全米にその力を見せつけた田中投手は「うれしいのはもちろんだが、ほっとした」と喜んだ。
≪こつこつやって横綱つかむ≫
3月23日、大相撲の大関鶴竜(かくりゅう)が、大阪市のボディメーカーコロシアムで行われた春場所千秋楽で、大関琴奨菊を寄り切り、14勝1敗で初優勝を飾り、第71代横綱への昇進を手にした。新横綱の誕生は2012年九州場所の日馬富士(はるまふじ)以来で、モンゴル出身力士の横綱昇進は朝青龍(あさしょうりゅう)、白鵬、日馬富士に続いて4人連続。賜杯を初めて抱いた鶴竜は「相撲をやってきてよかった。毎日、自分の相撲を取ることだけを考えていた。こつこつやってきたことが、やっと結果として表れた」と喜んだ。