≪「質の高い23人」旬の選手こだわり≫
日本サッカー協会は8月28日、日本代表のハビエル・アギーレ新監督(55)の初陣となる9月の国際親善試合に臨むメンバー23人を発表した。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会後の初戦は、5人が初選出となるなど独自色を打ち出した顔ぶれとなった。東京都内で会見したアギーレ監督は「ここから新しいステージが始まる。このプロジェクトに一丸となって臨みたい」と決意を表明。「ベストだと思う選手を選んだ。過去の代表経験などを基準にせずに選んでいく」と“新生ジャパン”をアピールした。
初選出は5人だが、過去に候補合宿などに呼ばれた林と柴崎は代表キャップ0。水本は5、田中と扇原も1と、国際Aマッチ出場5試合以下の選手が10人というフレッシュな顔ぶれ。最初のミーティングで、選手に「ゼロから始まる新しいプロジェクト」と伝えるというアギーレ監督らしい初選考となった。
「若手、ベテラン、初招集、Jリーグ、海外の区別はしない。私とスタッフが見て意見交換をした結果、(選ばれたのは)質の高い23人ということ」
先入観を排除し能力を評価。実績にとらわれず“旬”の選手にこだわった。