ブラジルW杯でも主力だった香川、将来性の高い原口を故障で呼べなくなるアクシデントはあったが、代わりに招集した皆川と武藤は伸び盛りのアタッカー。意外に思える選出は、他のJリーガーを刺激する効果も期待できる。
海外組については、試合感覚を重視してクラブでの定位置確保を優先させる考えもあるが、厳しい立場にある本田らも招集。就任時に「選手はプロ。長旅は障害にならない」と述べた通り特別な配慮はない。
「代表の一員であることや日本に対する誇りを感じなければいけない。私はボールを持っていないときに何をしているかを見ている。走らない選手は代表に呼ばない」
日本代表は9月5日に札幌市でウルグアイ、(9月)9日に横浜市でベネズエラと対戦する。新生代表のお披露目となる一戦に向け、アギーレ監督は「しっかりと戦って選手の力を把握し、(来年1月の)アジア杯で結果を残す」と力を込めた。
重要な選考基準に「闘争心」と「献身的なプレー」を挙げるアギーレ監督率いる代表は、いよいよ船出する。(奥山次郎/SANKEI EXPRESS)