≪自民291 公明35 投票率は戦後最低≫
第47回衆院選は15日、全475議席が確定した。自民、公明両党で、参院で否決された法案を再可決できる3分の2(317議席)を上回る議席を獲得し、圧勝した。自民党は12月13日付で追加公認した無所属の井上貴博氏(52)=福岡1区=を加えて291議席、公明党は選挙区で全員が当選するなど35議席だった。
民主党は選挙前の62議席から73に上積みした。維新の党は選挙前から1減の41議席。8議席だった共産党は倍以上の21議席に躍進し単独での法案提出権を確保した。次世代の党(選挙前19)と生活の党(選挙前5)はそれぞれ2議席にとどまった。社民党は選挙前2議席を維持した。
総務省は15日、投票率が選挙区52.66%、比例代表52.65%で確定したと発表した。戦後最低だった2012年の前回衆院選(選挙区59.32%、比例代表59.31%)をともに6.66ポイント下回り最低記録を更新した。
公示翌日の3日から13日までの期日前投票者数は1315万1962人で前回から9.23%増えたが、投票日の14日は大幅に落ち込んだ。