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【衆院選2014】幻の「単独300超」 揺り戻し現象か (3/4ページ)

2014.12.16 09:45

12月14日夜、自民党本部では当選確実になった候補者名の上にバラの花印が付けられ、ずらりと横一線に赤いラインが形成された=2014年、東京都千代田区永田町(ロイター)

12月14日夜、自民党本部では当選確実になった候補者名の上にバラの花印が付けられ、ずらりと横一線に赤いラインが形成された=2014年、東京都千代田区永田町(ロイター)【拡大】

  • 【衆院選】投票率の推移=第22回(1946年)~第47回(今回、2014年)。※(注)共同通信社集計。第41回以降は小選挙区分
  • 【衆院選】党派別当選者数=2014年12月14日投開票。※(注)選挙前勢力は欠員1
  • 【衆院選】主要各紙の情勢分析記事の見出し=2014年12年4日~12日。※いずれも朝刊(東京版)1面
  • 【衆院選2014】党派別立候補者数=2014年12月2日現在。※諸派は幸福実現党など。議長、副議長は出身政党に含めた。

 その後も報道の傾向に変化はなく、産経が4~7日にFNN(フジニュースネットワーク)と合同で実施した終盤情勢調査で、自民党は331~306議席の可能性があると報じた。

 そうした報道で有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン効果」が働けば、300議席を大きく上回る可能性もあった。しかし、実際には劣勢と報道された政党や候補者に支持が流れる「アンダードッグ効果」が働いたようだ。

 結果的に各選挙区で接戦が繰り広げられ、産経の終盤情勢の分析で自民党優勢とした選挙区のうち、22選挙区で民主党などの野党候補が勝利した。逆に民主党優勢とした3選挙区は自民党が競り勝った。特に愛知では「自民優勢」とされた3選挙区で民主党が議席を獲得。大阪は、自民党にリードを許していたとみられる維新の党の4人が逆転勝ちしている。

 自民党優勢の報道で自民党支持者に「気の緩み」が出たとの見方もある。日大の岩井奉信教授(政治学)は「情勢報道のアナウンス効果で『自民党300議席』の情報が有権者にすり込まれ、自民党支持者が『投票に行かなくてもいいや』という気になった可能性がある」と指摘している。

10選挙区で2000票差以内

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