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【韓国国政介入疑惑】「陰の実力者」鄭氏、検察に出頭 「大統領と接触していない」 (1/3ページ)

2014.12.11 09:25

ソウル中央地検に出頭した鄭ユンフェ氏=2014年12月10日、韓国・首都ソウル(共同)

ソウル中央地検に出頭した鄭ユンフェ氏=2014年12月10日、韓国・首都ソウル(共同)【拡大】

  • 【韓国国政介入疑惑】鄭ユンフェ氏をめぐる相関図=2014年12月10日、韓国
  • ソウル中央地方検察庁=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)
  • 産経新聞ソウル支局内で仕事をする加藤達也前ソウル支局長=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)
  • 韓国・首都ソウル

 韓国大統領府高官と秘密の会合を持ち、国政に介入していたとの疑惑を報じられた朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)の元側近、鄭(チョン)ユンフェ氏(59)が10日、ソウル中央地検に出頭した。鄭氏は、記事を書いた韓国紙、世界日報の記者を名誉毀損(きそん)で告訴しており、検察はまず「告訴人」として事情を聴いたもようだ。

 「秘密の会合」調査

 地検に到着した鄭氏は記者団に対し、国政介入疑惑に関して「事実ではない」「こんな火遊びを誰がやったのか、全て明らかになるだろう」と主張。「最近、朴大統領と接触したか」との質問には、「していない」とのみ答えた。

 朴大統領の国会議員時代に秘書室長を務めた鄭氏は、野党勢力から「陰の実力者」と批判されてきた。公の場に姿を現さないだけに、地検前にはこの日、出頭する鄭氏を取材しようと多くの記者が押し寄せた。

 世界日報は11月28日付で、大統領府の内部文書をもとに、鄭氏が大統領府の李在万(イ・ジェマン)総務秘書官ら、朴大統領の側近と定期的に秘密の会合を持ち、国政に介入していたと報道。金淇春(キム・ギチュン)秘書室長を辞任に追い込むための話も行われたと報じた。

20代後半の朴大統領の話し相手 スンシルさん

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