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韓国大統領名誉毀損初公判 前支局長「誹謗の意図なし」 無罪主張 (1/5ページ)

2014.11.28 09:45

ソウル中央地裁に入る加藤達也前ソウル支局長(中央)=2014年11月27日、韓国・首都ソウル(大西正純撮影)

ソウル中央地裁に入る加藤達也前ソウル支局長(中央)=2014年11月27日、韓国・首都ソウル(大西正純撮影)【拡大】

  • 【産経新聞前ソウル支局長公判】検察側・弁護側主張の主なポイント=2014年11月27日、韓国・ソウル中央地裁
  • 産経新聞ソウル支局内で仕事をする加藤達也前ソウル支局長=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)
  • ソウル中央地裁=2014年10月5日、韓国・首都ソウル(桐山弘太撮影)
  • 【韓国旅客船沈没】韓国旅客船「セウォル号」の航路=2014年4月16日午前9時ごろ、韓国の旅客船「セウォル」号(乗客乗員計475人に訂正、6825トン)が珍島付近を航行中に遭難信号を発信した。※聯合ニュースによる

 韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領(62)に関するコラムをめぐり、名誉毀損(きそん)で在宅起訴された産経新聞の加藤達也前ソウル支局長(48)に対する事実上の初公判が27日、ソウル中央地裁で開かれた。前支局長の乗った車に卵を投げつけるなどの抗議行動もあり、法廷周辺は一時騒然とした。

 加藤前支局長は法廷で、朴大統領への誹謗(ひぼう)の意図はなかったと無罪を主張し、全面的に争う姿勢を示した。意見陳述では「この裁判が、現代的法治国家である韓国において法と証拠に基づき厳正に進行されることを期待する」などと述べた。

 終了後、加藤前支局長を乗せた車が裁判所の敷地を出る際、韓国人の男ら約10人に取り囲まれ、車を押されたり卵を投げつけられたりした。加藤前支局長にけがはなかったが、車の所有者である弁護士は監禁、器物損壊、脅迫などの容疑で地元警察に被害届を出した。加藤前支局長も監禁などで近く被害届を出す。

 弁護側はまた、裁判所に対し十分な警備態勢を取るよう申し入れる方針だ。

朝鮮日報のコラムを書いた崔普植記者を証人申請

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