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美しい芸術品 四季を味わう懐石 桜鶴苑 (4/4ページ)

2014.10.16 15:45

コース料理のハイライト「宝楽焼き」。栗、マツタケ…の秋尽くしが大人の味わいを楽しませてくれる=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)

コース料理のハイライト「宝楽焼き」。栗、マツタケ…の秋尽くしが大人の味わいを楽しませてくれる=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)【拡大】

  • 「向附(むこうづけ)」は脂の乗った戻りカツオ。ガラスのような容器は実はダイコンの桂剥きだ=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 趣向を凝らした「八寸」。秋の味覚が篭から転がりだした演出も心憎い=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 白味噌仕立ての焚物(たきもの)は上品な味わい=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • カツオだしにくぐらせるあこうのしゃぶしゃぶ。弾力のある歯応えだ=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • デザートはナンキンプリンと俵モナカ。甘味を口にすると心落ち着く=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • ほんのり香ばしさを感じさせるサンマの炙りにぎり=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 料理に創意工夫を凝らす三島竜二料理長(右)と前田裕代支配人=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)
  • 四季の移ろいを伝えてくれる1200坪の日本庭園=2014年9月22日、京都市左京区(恵守乾撮影)

 デザートはナンキンプリンと俵モナカの栗あん。裏ごししたナンキンに卵と牛乳を混ぜ合わせカラメルソースをかけた甘党メニューを口にすると、ホッと一息つける。

 開業10年目。三島さんは「老舗料亭が多い中、創意工夫を凝らして見た目で四季が分かる料理を提供したい」と意欲を示す。支配人の前田裕代さんも「懐石というと敷居が高そうに思われがちですが、老若男女誰にでも気軽に味わってもらえる店作りを目指したいですね」と笑った。(文:巽尚之/撮影:恵守乾(えもり・かん)/SANKEI EXPRESS

 ■桜鶴苑 京都市左京区南禅寺草川町55、(電)075・771・4111。営業時間はランチは午前11時~午後2時(ラストオーダー)、ディナーは予約制で午後5~9時(ラストオーダー)。夜の懐石コースは8000円(消費税、サービス料別)から。水曜定休だが観光シーズンには営業する。

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