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大型上場続々 株式市場に活力 すかいらーくの次はリクルート、LINEも (3/3ページ)

2014.10.10 09:45

すかいらーくの谷真(たに・まこと)社長が社員らとともに上場記念撮影した=2014年10月9日、東京都中央区の東京証券取引所(飯田耕司撮影)

すかいらーくの谷真(たに・まこと)社長が社員らとともに上場記念撮影した=2014年10月9日、東京都中央区の東京証券取引所(飯田耕司撮影)【拡大】

  • 新規株式公開件数の推移(2005年~2014年10月9日時点(予定を含む))。※東京証券取引所調べ

 すかいらーくは、2000年から06年までの6年間、1700店舗を出店するなど、「新規出店で売上高を伸ばし続けるビジネスモデルを推し進めてきた」(谷社長)。だが、低価格志向の広がりで牛丼チェーンなどに押されたうえ、ガソリン高で客足が減り、赤字店舗が続出する事態に見舞われた。

 06年に株式を非上場化して、長期視点で経営を立て直すことを決意。運営する中華レストラン「バーミヤン」、和食レストラン「夢庵」などの不採算店舗を閉鎖し、既存店を成長させる方向にシフトした。

 今回、上場で得た約50億円の調達資金は、店舗改装に加え、新規出店にも振り向ける。これまでの、メニュー改定などの店舗改革、人事改革で体質改善が図れたとして、今後は「手薄な都市部を中心に3年で210店舗を新規出店する」(谷社長)など、攻めの経営に転じるという。

 ただ、人手不足に伴う人件費の高騰や円安による輸入原材料価格の上昇など、外食を取り巻く環境は厳しい。来年10月には消費税率の再引き上げも予定されており、「ファミレスの雄」が市場で再び輝けるか、経営手腕が改めて問われる。(SANKEI EXPRESS

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