【和のスタイル】
誕生日にアシスタントさんたちがとてもすてきな豆皿をセットでプレゼントしてくれました。ひょうたん、扇、たんぽぽの形をしたかわいいお皿たちです。ブランドは東屋さん。「印判」といわれる江戸時代後期に考案された染め付けの手法で転写された模様は鮮やかな藍色です。
浴衣も藍染めが一番好きなせいか、食器も青い色にひかれます。でも、なぜか豆皿だけは青色のものを持っていませんでした。白と赤絵と、とらやオリジナルのカラフルなセットを使っていました。白いのは焼売(シューマイ)をいただくときのしょうゆを入れるのに使い、赤絵のものは気分を盛り上げたい時に、とらやのものは日舞の生徒さんたちにお稽古後のお茶といっしょにお菓子をのせて使っています。
このたび、新しくわが家の食卓に仲間入りした藍色の豆皿でさっそく食事をしてみました。黄色の卵焼き、緑色のおひたし、赤い梅干し、茶色のいかながの釘煮、白いしらすなど、どんな食材を盛りつけても美しくきまります。夏から食生活が乱れ冷蔵庫のありものをごはんにのせて、いつもどんぶりごはんで早食いしていた悪い習慣が、ゆっくり味わって食事をできるようになりました。