【和のスタイル】
先日、お仕事で長塚圭史さんとプロデューサーさんや編集さんたちとお食事をしました。長塚さんは身長が180センチ以上あり、かっこよくて気さくな方で、初対面の私にもいろいろと話かけてくれました。お店は、恵比寿のイタリアン。長塚さんに「平松さんは何がいい?」と聞かれ、私は困ってしまいました。実は私、大勢でシェアする場合のメニューが決められないのです。食事の順番、みなさんの好みなど気にし始めたらきりがなくて、頭が痛くなるのです。私が食べたい物が、はたしてこの場にあっているのか?とどんなに考えても自信の持てる答えが出てこないのです。食材やお料理の名前も全く覚えられません。長塚さんの雰囲気があまりにもおおらかでしたので、つい、「私、決められないんです。いつも、彼に決めてもらって、料理の取り分けもできないし、全部やってもらってるんです」と、ボロが出る前に先に正直に言ってしまいました。すると長塚さんは、私にお料理を全部、取り分けてくださったのです。本当に優しい方だなって、うっとりしていましたら、長塚さんの目が徐々に光りだして、演出家モードに…。